キャッシュレスのメリットは還元ではない。【キャッシュレスを考える】

どうもテイネイです。

最近なにかと話題のキャッシュレス。

簡単に説明すると、

  • 現金を使わずに、クレジットカードや電子決済で支払いを行うこと
  • 現金をほとんど使用せず生活すること

です。

明確な定義は無いですが、おおよそこのような意味合いで使われている言葉かと思います。

私自身、日々の生活ではほぼ現金を使用していません。スマートフォン一つで、ほとんどの買い物や支払いが完結しています。

そんな私が個人的に考えた、キャッシュレスの本当のメリットを、今回の記事ではお話しさせていただきます。

キャッシュレスのメリットは還元ではない

最近耳にすることの多い○○ペイなどのいわゆるQRコード・バーコード決済。これもまた、クレジットカード・電子マネーにつづくキャッシュレスの手段の一つです。アプリをインストールすれば誰でも簡単に登録ができて、クレジットカードのように審査もいらない手軽さが人気です。

そして、CMなどでまず間違いなくこのQR決済サービスにくっついてくる言葉があります。

そう元』です。

「ご登録いただいた方にお会計の20%還元!」

「今なら最大一万円返ってくる!」

こういった決まり文句のCMや広告が、テレビでもYouTubeでもブログでも、とにかく世の中では溢れかえっています。

新しいサービスを利用してもらうために、サービスに対してのお得感を示すわけですね。

これは別に今に始まったことでもなく、クレジットカードや電子マネー、キャッシュレスサービス全般が同じようなやり方をしています。カード会社によってポイントがたまったり、支払額の数パーセントが翌月に返ってきたり、といった具合にです。

現金から乗り換えることで、いかに金銭的な得をするか、を前面に押し出しているのです。日本ではとくにこの傾向が強い気がします。

ただ、このやり方が間違っているわけではなく、むしろ競争の上での差別化として、正しいと私は思います。

しかし、こういった現状は、

キャッシュレスの本当のメリットを隠してしまっている

気がするんです。

※タイトルと矛盾しますが、還元ももちろん十分なメリットではあります。

※注意:これはあくまで、キャッシュレス生活に切り替えた私が感じた個人的な話です。私なりの考えで、皆さんにキャッシュレスをすすめていきたいと思います!

たとえば、仕事でなんらかの作業をするときに、10分で終わるやり方と、30分で終わるやり方、二通りがあるとして、どちらも最終的な出来は同じとすれば、多くの人は10分で終わるやり方を選ぶのではないでしょうか。

また、目的地へ向かううえで、30分かかる道と20分かかる道(近道)があるとすれば、ほとんどの人は近道を選ぶと思います。

もちろん、30分かけて同僚との会話を弾ませることや、道中の景色がきれいな30分の回り道を選ぶ場合もあるかとは思います。が、今回はそういった前提は無しで考えます。あくまで時間の使い方の話です。

結果が同じである場合、時間のかかる方を選ぶ必要は無い。ということです。

多くの人は、生きながら、多かれ少なかれ効率のことを考えているはずです。

(この時点で、あ…価値観が合わないかも…と思った方はこの先読まないことをお勧めします)

本当のメリットは、生まれる莫大な時間

JCBの実証実験によると、キャッシュレスとそうでない場合のレジでの会計にかかる時間は、平均して16秒違うとのことです。

決済速度に関する実証実験結果 より引用

一日におよそ1~2回レジで会計をするとして、積み重なると

一年でおよそ3時間!

これを多いととるか少ないととるかは意見が分かれるところだと思います。

しかしこの結果を見ただけだと、「え?キャッシュレスにしてもその程度?」ってなる方も多いのではないでしょうか。

私もこの結果を見てそう思いました。

ですが、キャッシュレス生活にすることで生まれる時間は16秒どころではないんです。

(キャッシュレスの手段は様々ですが、今回は最もポピュラーなクレジット・デビットカードで考えていきます)

・ATMに行く必要がなくなる

まず、日常のあらゆる支払いをカードに切り替えると、ATMを利用する必要がほぼなくなります。公共料金なども含め、お金をおろすという概念そのものがなくなるので、ATM手数料を気にすることも銀行が閉まる時間を考えることも必要なくなります。とても大きなストレスから解放されます

・財布の中の現金のことを考えなくてもいい

今までは、買い物の際は常に財布の中の現金残高のことを考えなければいけませんでしたが、カードを利用することでその必要は無くなります。スマホとアプリで連携可能なカードであれば、利用履歴の確認もスマホ一つで可能なので、いちいち残高を通帳やATMで確認する手間もかかりません。

・ネットショッピングを手軽に利用でき、店に買い物に行く回数そのものが減る

カードを持つことで、インターネットでの買い物がより手軽になります。

Amazonや楽天など、支払方法として代引きやATM払いコンビニ払いなどの現金を使用するやりかたもあるにはあります。ですが、そのどれもがカードに比べて時間と手間がかかります

逆にカードさえ登録しておけば、欲しい商品を見つけたときに、それが深夜であっても、仕事の休憩時間であっても、すぐに購入・支払いを完結させることができ、すばやい発送で品物を受け取ることができます。

寝る前に購入した商品を、次の日の朝に出勤途中にあるコンビニで受け取る、といったことも可能です。限りなく少ない時間で買い物が済んでしまいます。

まとめ

キャッシュレスをすることがあらゆる時間の削減につながるわけではなく、もちろんカードを持つことによって新たに考えなければならないことも生まれてきます。(カード・電子マネーが使えるお店か調べる必要があるなど)

ですが、それ以上に大きなメリット(時間削減)があると思います。

私自身、キャッシュレス生活をはじめてから日々の時間の使い方が革命的に変わりました。生活レベルの向上に最も貢献した変化です。

皆さんも、キャッシュレス化することで、スマートかつスピーディーな生活を送ってみてはいかがですか?と、ついでに還元も(;^_^A

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