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【比較】『Pixel3』から『Pixel4 』何が変わったのか調べてみた!Google純正スマホの進化が止まらない
ついにPixel 4発表
2019/10/15 ニューヨークで行われたGoogleの新製品発表会『made by Google2019』
数ある発表の中で、おそらく最も世界の注目を集めたのが、Googleによるモバイル端末ブランド『pixel』シリーズの名を冠したフラッグシップスマホ『Pixel4』と『Pixel4 XL』の発表です
pixelシリーズが初めて日本で発売された際にも、国内で高い注目を集めていました。廉価版のpixel3aを経て、純粋な後続機種となる今回のPixel4も、発表前からリーク情報が飛び交い、以前にも増して注目されていました。
今回は、Googleから発表された公式スペックをもとに、3からの変化ざっくりと見ていきたいと思います!
個人的に同時期発売のGALAXYnote10と、2019秋冬の注目ハイエンド2機種!どちらを購入するか非常に悩みます。
シンプルな外観
Pixel3とPixel3 XL
Pixel4と Pixel4 XL
Pixelのデザインに関しては3→4になっても基本的には変化せず、非常にシンプルで洗練された外観となっています。
最新モデルでは、上下に太いベゼルが確認でき、前pixelのXLサイズのみに見られたノッチも廃止されています。最近のスマホのトレンドにあたるノッチやパンチホール等は一切見られません。スマホ業界でいかに画面占有率を上げるかを競い合う風潮の中、Googleはそういったデザインの流行には気にしない、ということでしょうか。
【本体サイズ】
青が個人的に良い変化、赤が残念な変化。
Pixel 3:145.6×68.2×7.9mm
Pixel 3 XL:158.0×76.7×7.9mm
Pixel 4:147.1×68.8×8.2mm
Pixel 4 XL:160.4×75.1×8.2mm
【ディスプレイサイズ】
Pixel 3:5.5インチ
Pixel 3 XL:6.3インチ
Pixel 4:5.7インチ
Pixel 4 XL: 6.3インチ
【重量】
Pixel 3:148g
Pixel 3 XL:184g
Pixel 4:162g
Pixel 4 XL: 193g
本体サイズはほぼ変化せず、3よりもやや分厚く、そして重量も増えています。
ディスプレイサイズ変化としては、通常モデルのみ大きくなり5.7インチ、XLサイズは変わらず6.3インチとなっています。
デザインにおいてPixel3・4は特筆するようなことがありません。
pixelは他のハイエンドスマートフォンと比べてめちゃくちゃ薄いわけでも、ベゼルレスなわけでも、軽いわけでも、ディスプレイ端がエッジ状なわけでも、ギラつくカラーリングなわけでもありません。
非常にシンプル。
ではダサいのか?と言われると、そういうわけではありません。むしろ私はこのシンプルさが好きです。
斬新なデザインというのは、数年で廃れ、古さの象徴となり、ダサさへと変化してしまうものです。
いわゆるiPhoneSEや6のような、何年たっても廃れることのない洗練されたデザイン性をピクセルからは感じさせられます。
順当進化のスペック
青が個人的に良い変化、赤が残念な変化。
【CPU】
pixel 3/3 XL Snapdragon845
pixel 4/4 XL Snapdragon855
【メモリ】
pixel 3/3 XL 4GB
pixel 4/4 XL 6GB
【ストレージ】
pixel 3/3 XL 64/128GB
pixel 4/4 XL 64/128GB
【バッテリー】
pixel 3/3 XL 2915/3430mAh
pixel 4/4 XL 2800/3700mAh
【生体認証】
pixel 3/3 XL 指紋認証/顔認証
pixel 4/4 XL 顔認証(指紋認証が廃止)
【WiFi】
pixel 3/3 XL 802.11 a/b/g/n/ac
pixel 4/4 XL 802.11 a/b/g/n/ac
【Bluetooth】
pixel 3/3 XL 5.0+LE
pixel 4/4 XL 5.0+LE
【メインカメラ】
pixel 3/3 XL メインカメラ 12.2MP(シングル)
pixel 4/4 XL メインカメラ 16MP+12.2MP
(通常と望遠のデュアル)
【インカメラ】
pixel 3/3 XL 8MP(広角、標準のデュアル)
pixel 4/4 XL 8MP
スペック面に関しては、今回も順当な進化を遂げたって感じですね。しかしあえて削ぎ落とされた部分も存在します。
まず、指紋認証が廃止され顔認証のみとなりました。iPhoneのときももそうだったように、指紋認証の廃止には大きな批判が付きまといます。faceIDがいかに優れていようとも、指紋認証にしかない使い勝手の良さがあります。今回のこの変化は賛否がありそうです。
ただ、Pixelの新たな顔認証は、以前とは別物といえるほどレベルアップしているらしく、それはのちほど紹介する新機能『モーションセンス』が関係してきます。
他には、不安要素と言われていたメモリが6Gに増え、CPUも最新のSnapdragon855搭載に進化。今まで以上にストレスの少ない軽快な操作が期待できます。
ストレージ・Wi-Fi・Bluetoothは変化なし。
最も大きな変化といえるのが、メインカメラがシングルからデュアルになったこと。通常のカメラに加えて望遠を搭載。残念ながら今流行りの広角は見送りとなりました。
一年前にGoogleは、HUAWEIやSAMSUNGなどからトリプルカメラ搭載スマホが次々発表され、トリプルカメラがトレンドとなりつつある状況で、「カメラは一つで十分」と豪語していました。
そんな中で今回デュアルカメラを搭載してきたということは、ただの望遠カメラの追加程度のグレートアップでは無いようです。
Googleピクセルは、ハードウェア×ソフトウェアによって生み出される強力なカメラ性能が最大の魅力のひとつです
最新のPixel4ではなんと、天の川すら撮影できてしまうというから驚きです。
世界を驚かせた夜間での撮影機能に加え、今回はズーム機能にも力をいれており、同時に複数枚の写真を撮影し、そのデータを復元し重ねることで、二倍以上のズーム、フラッシュ未使用の撮影でも高解像を保ちます。デュアルカメラがここで活用されています。
ソフトウェアでのアプローチがGoogleの強みで、らしさが出ています。
バッテリー容量は、Pixel 4が2800mAhと前モデルの2915mAhからスペックダウンしていて、Pixel 4 XLが3700mAhと前モデルの3430mAhからスペックアップするという不思議な変化。容量自体、他のスマホと比べても多いとは言えませんから、ユーザーからすると不安が残るような気がします。しかし、GoogleやAppleは、バッテリー容量を単に増やすのではなく、いかに省電力で高いパフォーマンスを維持するかを重要としている印象が強くあります。今回の変化は、駆動時間で不安が残るようなものでは無いと思います。
日本で発売される端末はFelicaも搭載、前回eSIMが非対応でしたが、Pixel 4ではどちらも搭載となります!
Googleならではの新機能
今回スペックの進化以上のいくつもの新機能の搭載が注目です。
・ジェスチャーによってスマホを操作するモーションセンス機能(日本は現在未対応。発売後に対応予定)
発表される前から様々なリーク情報が溢れていましたが、 pixel4には新たに、モーションセンスという機能が搭載され、様々な操作を、スマホに触れることなく行なうことができます。新たに搭載されたレーダーセンサ『Soli』、これにより、高精度かつ、「現在のどのスマホよりも早い」と言われる顔認証を実現しています。
・機械学習エンジン『Pixel Neural Core』チップ搭載
以前よりもさらに速く、賢くなったGoogleアシスタント。
「OK Google」ヘビーユーザーの私としては期待せずにはいられません。
・リアルタイム文字書き起こし機能
その名の通り録音した音声をリアルタイムかつ自動でテキスト化してくれます。
しかし今のところは日本語非対応、アップデートを待つしかありません。
・90Hzで滑らかに書き換える『スムーズディスプレイ』
機能というかディスプレイの仕様なんですが、一般的なスマートフォンが一秒間に60回画面が更新されるのに対し、90Hzは90回、1,5倍でよりなめらかな映像に。
強化されたメモリとCPUとかけ合わさることで、操作によるストレスが激減。今までにないなめらかなスクロールを体験できます。
まとめ
スマホ業界のPixelの影響力と言うのは小さくはないものの二大巨頭であるiPhoneとGalaxyのシェアに比べればまだまだ些細なものです。
これからどれだけのユーザーをPixelに引っ張ることができるかが重要。
私ははやく引っ張られたい!!(金銭的問題でoppoに引っ張られそう)
ちなみに価格はややお安くなってました。