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wearOSbyGoogle搭載機種はGalaxy Watch・AppleWatchに遠く及ばないと実感した話【比較】
どうもテイネイです!
私はガジェットが好き、そしてGoogleが好きです。
クロームキャストやGoogleホーム、スマホもメイン機は二台ともAndroidで、から身の周りにはGoogle製品がいます。
スマホはiPhone(iOS)かAndroidか、それぞれの良さがあり非常に悩むところ。
Androidのあのカスタマイズ性の高さは、iPhoneシリーズには無い大きな魅力の一つです。
iPhoneの安定感・安心感も素晴らしい。
意見は分かれるところでしょう。
ではスマートウォッチではどうでしょう。
スマートウォッチOSにおけるGoogleの立ち位置
スマホと同じく、スマートウォッチにもOSが様々存在し、最も有名なスマートウォッチのひとつAppleWatchには、シリーズ通してApple手がける『WatchOS』が搭載されています。
「ではGoogleは?」
となりますが、Googleもスマートウォッチ用のOS開発を行なっており、その名も『Wear OS by Google』。最近ではアルマーニやPUMAなど、様々なメーカーからこれを搭載したスマートウォッチが発表されています。
この二つはいわゆるスマホでいう
iPhoneとAndroidのような位置関係にあると私は思っていました。
ライバル。競い合う存在。拮抗する性能。
…しかし違いました。
wearOS搭載スマートウォッチを使っている私は分かります。
はっきり言って、wearOSスマートウォッチは機能こそ豊富ですが、その完成度はApplewatchと雲泥の差があります。(厳密には、OSにハードウェアが追いついていない)
初スマートウォッチの購入はwearOS
私がスマートウォッチがほしい!と思い立った時、数あるスマートウォッチの中でもまずwearOS搭載であることが必須の条件でした。
ファーウェイのような独自OSを搭載したスマホに中々手が出せないのと同じで、Android・iOSのように安心できるブランドが欲しかったのです。
wearOSを搭載するスマートウォッチは平均して4~5万します。安いものでも2万円程度。Apple Watchも同じくらいの価格帯ですが、スマートウォッチとしては結構高め。
私は愛するGoogleのブランド力からくる安心感のもと、あまりレビューも見ずに アメリカの大手ファッションブランドFOSSIL製、wearOS搭載スマートウォッチ『FOSSIL EXPLORIST HR ジェネレーション4 』を購入。スマートウォッチのある生活に期待しました。
↓レビュー記事です
使い始めて、最初はスマートウォッチそのものがとにかく新鮮、生活がガラリと変わりました。機能もさすがのGoogle製OSなだけあってかなり充実、運動の記録・心拍測定・通知・求めていたGoogle各種サービスとの連携も良し!LINEの返信などができて便利!と、かなり満足していました。デザインもおしゃれですしね。
しかし、使っていくうちに、徐々にその動作のモッサリ感とバッテリーのもちの悪さが気になり出します。
とくに後者は、1日は持つにせよ、睡眠のトラッキング機能を求めていた私にはやや力不足。ギリギリ24時間もつ程度なので、充電し忘れると一貫の終わりです。
そこで止むを得ず、睡眠時も含め一日以上のバッテリー持ちを求めて、ネット上で評判の良かった中国のAI企業モブボイ製の、同じくWearOSbyGoogle搭載のスマートウォッチ『ticwatchpro』を購入しました。
↓レビュー記事です
ここでも、あくまでOSがGoogle製であることは譲れませんでした。
スマホ同様、OSがGoogle製であるという安心感へのこだわりのようなものがあったからでしょう。
バッテリー容量もアップし、これにより、悩みだったバッテリー問題は解決され、しばらく使用したうえで、モッサリ動作に関しても、「まぁ、こんな小さな端末にスマホレベルの動作を求めるのは間違ってるよね」と、自分に言い聞かせ、納得させていました。
『Googleが作ってこれなんだから、他の会社も似たり寄ったりでしょう』と。
AppleWatch・GalaxyWatchを触って驚愕&感動
しかし、そんな私の考えは、まず、AppleWatchの実機を触ってガラリと変わります。
『なんだこのヌルサクな動きは!』
メインスマホがAndroidを使っている私にとって、iPhoneでしか使えないApple Watchは関係のない存在と、今までほとんど意識していませんでした。
しかしいざ触ってみると、スマホと遜色のないレスポンス、なめらかな動き、スワイプしても全くカクつかない、アプリの起動もはやいはやい。
自分の持っているスマートウォッチとの差に驚き。
(手持ちのはどれも遅いしカクつくしアプリが中々立ち上がらない!)
その他に、ファーウェイ・サムスンなど、独自OS搭載の大手のスマートウォッチを片っ端から触ってみました。一番気になったのは、手首の動きに合わせて画面を表示する機能。
左:GalaxyWatch
右:FOSSIL EXPLORIST HR(4世代)手首を回した時の表示速度比較。
この差は地味に大切。
FOSSILの方はちょっと普段使いに厳しかなー。#スマートウォッチ#GalaxyWatch pic.twitter.com/qxaNjbqZHK— テイネイ@便利なもの・ガジェット好き (@teineiblog) October 25, 2019
1日に何度も時刻を確認するわけですから、たとえ一回数秒であったとしても積み重なると大きな時間になります。
AppleWatchに加えてスマホでお馴染みSamsung製GalaxyWatch、使える機能の種類などは近いにせよ、特にこの2社のスマートウォッチとwearOSスマートウォッチとでは、触ると完成度が全く別物でした。(GalaxyWatchにも、Samsung独自のOSであるタイゼンが使われています)
Samsung(GalaxyWatch)Apple(Apple Watch)と比べてwearOS搭載機に感じること
- 動作がカクつく(昔の格安スマホって感じ)
- アプリの起動が遅い(不安定で長い時で3秒以上)
- バッテリーが持たない
同じ価格帯としてはありえないくらい差があります。
SamsungやAppleは、ソフト・ハード面の両方を自社で開発することでスマートウォッチでも高い完成度を誇っています。
それにたいしてGoogleはOSのみの開発にとどまっているため、その他のチップやハードウェアは他社製品に頼らざるを得ません。それにより、とくに動作面においては他社製品に大きく遅れを取っています。
wearOS搭載機に使われているSoCは主にQualcomm(クアルコム)社製のSnapdragon2100またはSnapdragon3100になるのですが、「最新!」「50%の省電力化!」と謳われた3100ですら、驚くべきことに製造されているのは(2100も変わらず)の28mmプロセス。28mmプロセスのチップがQualcommから発売されたのが2013年。もはや格安スマホにすら搭載されているかというぐらいの古い製造プロセスです。
平均4万円を払ったうえで、最新モデルのスマートウォッチを買ったとしてもこのレベル。
結構きついですよねー。
開発スパンとしても、Snapdragon2100が発表されるのに前チップから2年、最新のSnapdragon3100がそこからさらに2年かかっています。
AppleやSamsungが自社製品に適したSoC開発を進め、毎年のようにパフォーマンス向上を達成しているのに比べ、かなり時代遅れではないでしょうか。
まとめ
というわけで、私はその後色々と調べていく中で、wearOSの現状を知り、スマホ業界におけるAndroidとスマートウォッチ業界におけるwearOSbyGoogleは、状況が大きく違うのだと痛感しました。
iPhone持ちの方ならAppleWatch、Android持ちならGalaxyWatchをまずオススメします!!
(現在私はAndroid端末にGalaxyWatchを接続して愛用しております。fossilとticwatchproは大きく出番を減らしました)。
レビュー記事