一度使うと手放せないwearOSスマートウォッチ『FOSSIL EXPLORIST HR ジェネレーション4 』レビュー

一度使うと手放せないwearOSスマートウォッチ『FOSSIL EXPLORIST HR ジェネレーション4 』レビュー

皆さんこんにちはテイネイです。

今回は、私が半年間愛用しているwearOS搭載のスマートウォッチ『FOSSIL EXPLORIST HR』の紹介をしていきたいと思います。

以下基本スペックです。

センサー: 加速度計、アンビエントライト、ジャイロスコープ、心拍数測定 バッテリー駆動時間: 最大24時間使用可能(使用環境により変動します) データ送受信: Bluetooth® Smart対応 / 4.1 Low Energy、Wi-Fi(IEEE 802.11b/g/n) プロセッサ: Qualcomm® Snapdragon™ Wear 2100 互換性: Android OS 4.4以降(Android Goは除く)、iOS 9.3以降に対応 オペレーティングシステム: Wear OS by Google 付属品: クイックスタートガイド、マグネット式USB充電器 容量: 4GB

ケースカラー: スモーク ケースの素材: ステンレススチール ケースの厚さ: 13mm ケースのサイズ: 45mm ケースの形: ラウンド

フォッシル公式サイトより引用

スマートウォッチに求めるもの

スマートウォッチとひとことで言っても、その種類は膨大です。

デザイン・機能・バッテリーの持ち・防水性能、求めているものによって、価格も大きく変わってきます。

そんな中でも、私が求めていたのは3点です。

  1. デザインが丸形である(腕時計に近い)
  2. LINE・メール等の通知・返信ができること
  3. スマホを使わず再生中の音楽を操作できること

1に関しては、アップルウォッチと比べることが多いのですが、もともと普通のアナログ腕時計を身に着けていた私としては、アップルウォッチのあの腕に小っちゃいスマホが乗ってる感がどうしても受け入れられなかったんです。(洗練されたデザインと言われればそんな気もしなくもないんですが)腕時計としてのデザインを求めていました。

2はスマートウォッチを探す上で苦労したところです。

スマートウォッチは安価なものだと数千円で買えちゃうものもあって(中国の聞いたことのないメーカーも多いですが)、最近のものだと、どれだけ安くてもほぼ間違いなく歩数・通知機能・心拍測定くらいはついてきます。ですが、私が求めるのは通知+返信機能でした。

腕時計でLINE・メールの既読・返信を完結させたかったんです。

そのためには、3の音楽の操作も含め、タッチパネル搭載は必須条件でした

 『FOSSIL EXPLORIST HRジェネレーション4』

そこで出会ったのがフォッシルのスマートウォッチ『FOSSIL EXPLORIST HRジェネレーション4』です。この機種、ジェネレーション4ということで、第四世代目のモデルとなっており、防水機能や重さなどが前モデルと比べて進化しています。

フォッシルとは1984年創立のアメリカのファッションブランドで、腕時計の他にもバッグや財布など、様々なファッションアイテムを手掛けています。

外観

良い意味でスマートウォッチに見えない

FOSSIL EXPLORIST

外観は、ファッションブランドが手掛けただけあってか、スマートウォッチの中では頭一つ抜けているように思えます。

このデザインであれば、プライベートだけでなく、ビジネスの場であっても違和感がないのではないでしょうか。画面はタッチディスプレイとなっており、文字盤のカスタマイズも可能です。

様々なウォッチフェイスから好みの文字盤を選べます。

本体素材はステンレススチールケースサイズ45mm、厚さ13mm、ベルトは22mmで、一般的な腕時計とは違い、ベルトは専用の工具がなくても交換可能なものとなっていて、あとから好きな素材・色のベルトに変更できるのは嬉しいポイント。

大きさとしては、女性にはもしかすると大きいかもしれません。

充電は専用の充電器で行います。マグネットで時計の裏側にくっつける形になります。

急速充電となっていますので、メーカーによると一時間でおよそ80パーセントの充電が可能だそうです。忙しい人には嬉しい仕様ですね。

機能性

フォッシルのスマートウォッチでは、OSにGoogleの『wearOSbyGoogle』を採用しています。スマホで言うところのアップルはiOS・GoogleはAndroidのように、アップルウォッチにはwatchOSGoogleにはwearOSbyGoogleと、スマートウォッチ用にもそれぞれOSが存在します。(Googleはスマートウォッチそのものは販売してませんが)

数千円のいわゆる格安スマートウォッチは基本的に独自OSで動いているものが多く、安さを実現している反面、機能には雲泥の差があります

android・iOS以外のスマホを使おうとはなかなか思えないですよね。それがスマートウォッチでも同じことが言えます。

高機能で安心なスマートウォッチをお探しなら、GoogleのwearOSを搭載している機種をまずおすすめします。

防水性能

腕時計として身に着けるとなると、気になるのが防水性能。雨の日は大丈夫なのか、手を洗うときは?天気を気にしていちいち腕時計を外すなんて全然スマートじゃないですよね。でもご安心ください!水泳にも対応した防水性能を備えています。

手を洗ったり、シャワーを浴びたり、プールに入ったりする際も、ご心配は無用です。スマートウォッチに影響はありません。

フォッシル公式サイトより引用

これなら普段使いで防水のことを気にすることはほとんどないでしょう。

何ができるのか?

  • メール・各種SNSの通知・返信

通知が届くと本体のバイブレーションで知らせてくれます。通常の時計の画面から上方向にスワイプすると届いた通知の内容が表示され、返信も、手書き・絵文字・音声入力・キーボード入力などの方法が使えます。おすすめはキーボードですが、慣れるまでは画面が小さい分誤入力が頻発します。(私が不器用なだけかもしれませんが)

  • 歩数・心拍数などのフィットネス機能

接続されたスマホはもちろん、スマートウォッチ単体でも、歩数・消費カロリー・心拍・運動などの情報を記録・確認することが可能です。歩数や心拍は自動で計測してくれるので、一日の終わりに見ると面白かったりします。

  • 天気情報の確認

スマートウォッチにGPSが内蔵されているので、位置情報から今いる地域の今日これからの天気・このさき四日の天気情報を確認できます。

朝起きた時点でその日の天気を腕時計で確認できるのは超便利

  • Googleアシスタント

OSがGoogleなので、なんとGoogleアシスタントも搭載されています。これが何かと便利。

リマインダーを追加して」

「明日の予定を教えて」※カレンダーアプリも入っているのでそこから確認も可能

「タイマー15分セットして」※こちらもアプリで直接セットできます

そして設定をすれば、時計に向かって「OK、Google」と話しかけるだけでGoogleアシスタントを呼び出すことも可能。スマホやGoogleホームと近い形で使用できます。

ただこれには注意点が一つ!動作がかなりおそいです。やはりこれだけ小さいデバイスですから、スペックはまだまだスマホに劣ります。Googleアシスタントの起動に関しては正直スマホを取り出したほうが良いのでは?と思えるくらいもっさりします(体感で3~4秒くらいはかかる)

タイマーやカレンダーは時計内のアプリから直接ひらけばストレスを感じることはないです。

  • 音楽・動画の再生や停

最初にもお話した通り、私としてはこの機能はスマートウォッチを選ぶうえで重要なポイントの一つでした。

しかし、先に結論を言うと、この機能に関しては、私としては満足には一歩及ばなかったです。

もともと入っているメディアコントロールアプリでは、スマホ側で再生している楽曲や動画の再生・停止・スキップ・音量調節しか行えないのです。「え?それで十分じゃない?」と思う方もいるとは思いますが、スマホ側のアプリと連携して、楽曲を自由に選択して再生することはできません。プレイリストを選んで特定の曲を狙って聞くにはスマホを取り出すしかないのです。

ですが、使ってみると、この機能だけでもかなり便利。スマホを取り出す機会がぐんと減りました

  • プレイストアがある

wearOSスマートウォッチの最大の特徴は、何と言ってもそのカスタマイズ性の高さです。

スマートウォッチ用のプレイストアが存在し、そこで好みのアプリを自由にインストールすることが可能。文字盤のデザインも無料のものが豊富にあります

地図・Google翻訳・Spotifyなどの音楽アプリ(ストレージが4Gあるのでスマートウォッチ単体で音楽を持ち運べます)・電卓・ボイスレコーダーなどなど、好きな機能を腕時計に追加できます。

イマイチなところ

  • 電池持ち

使用してわかったデメリットもあります。

基本的には高い完成度を誇る『FOSSIL EXPLORIST HRジェネレーション4』ですが

とにかくバッテリーが持ちません!

高機能なものはやはりバッテリーも多く消費します。一週間以上の駆動を実現したスマートウォッチも存在する中、FOSSIL EXPLORIST HR4のバッテリーはもって二日です。普通に使用して一日が限界だと思います。

これはこの機種に限らず、wearOS搭載のスマートウォッチは基本的にバッテリーが一日前後しか持たないものが多いです。この機種も、メーカー公式でバッテリー駆動時間24時間と記載されていました。

※ペアリングしたスマートフォンから、バッテリーの使用状況を確認できます。

普通の腕時計の電池持ちが数年単位であることを考えると、『毎日毎日腕時計を充電するなんてありえない!』と思う方も多いのではないでしょうか。

ですが、私の意見としては、バッテリーは一日確実に持ってくれれば十分だと思っています。

私の使い方として

  1. 夜お風呂へ入る際に充電を開始
  2. あがったあと、100%まで充電された時計を装着
  3. 時計はつけたまま就寝(睡眠時の心拍を計測するため)
  4. 次の日は起床後そのまま仕事へ
  5. 帰宅後、家で過ごしお風呂へ入る前に充電開始

基本的には毎日この繰り返しで、充電前のバッテリー残量としては30~40%程度といったところです。スマホも同じタイミングで充電するので、手間のような煩わしさは私はそこまで感じません

腕時計を外すお風呂の時間に急速充電してしまえば、それ以外時間でバッテリーを気にすることもありません。一日持てば十分です。

旅行や出張の際には充電器が必須となりますが、それを除けば『FOSSIL EXPLORIST HRジェネレーション4』は十分に普段使いできる端末だと思います。

  • 電子決済に対応していない

『腕時計で決済』と聞くと、真っ先に浮かぶのはおそらくアップルウォッチやソニーのwena wristだと思います。同じく、wearOSのスマートウォッチでもGooglepayによる電子決済機能が存在します

しかしこの機能は現在日本未対応(順次対応予定)となっており、現状日本でwearOSスマートウォッチを使用した電子決済を利用することはできません

普段からカード電子マネーで支払いを済ませる人からすれば、あると大変便利な機能です。アップルウォッチから大幅に遅れを取っている部分にもなるので、対応を待つしかありません。

まとめ

こんな人におすすめ

高機能で腕時計らしさのあるスマートウォッチが欲しい人

『FOSSIL EXPLORIST HRジェネレーション4』の良さはやはりその外観と機能性

ファッションブランドらしく、時計らしさを重視しているのはフォッシルの非常に良いところです。(意見が分かれるかもしれませんが)

アップルウォッチのようなスマートウォッチ感を出すことなく自然に身に着けることができるので、スマートウォッチ購入を検討中の方の中でそういったところを気にされている方には選択肢の一つになってくると思います。

そしてOSがGoogleですから、今現在の機能性はもちろん、アップデート次第ではさらに優れたスマートウォッチへと進化していく可能性が高いです。

スマートウォッチの購入を考えられてる方はぜひ一度ご検討ください!

以上テイネイによる『FOSSIL EXPLORIST HRジェネレーション4』の紹介でした!