wearOSスマートウォッチ『TicWatchPro』3ヶ月使用レビュー!wearOSとは思えないバッテリー持ちに感動

ティックウォッチプロ

wearOSスマートウォッチ『TicWatchPro』3ヶ月使用レビュー!wearOSとは思えないバッテリー持ちに感動

どうもテイネイです。今回は、中国のAI企業Mobvoi(モブボイ)製スマートウォッチ、Ticwatchproを三ヶ月使用したレビューを書いていきたいと思います。

以前書かせていただいたレビュー記事では、アメリカのファッションブランドであるFOSSIL(フォッシル)が手掛けるスマートウォッチ、FOSSIL EXPLORIST HR4の紹介をさせていただきました。

購入してから半年使い続けたwearOSスマートウォッチ『FOSSIL EXPLORIST HRジェネレーション4』のレビュー。外観や機能などをざっくりとご紹介します。非常におしゃれでOSがGoogleだけあって機能性は抜群です!

TicwatchproではOSにFOSSILと同じGoogle製のwearOSを搭載しているので、使い勝手は非常に近いです。wearOSの機能性に関してはそちらをご覧ください。

基本スペック

以下基本スペックです。

OS: Wear OS by Google 
チップセット: QualcommR Snapdragon Wear 2100
メモリ: RAM:512MB ストレージ:4GB
接続性: Bluetooth:4.2 / Wi-Fi:802.11bgn 2.4GHz
センサー: 加速度計、ジャイロ・磁気センサー、PPG心拍センサー、 環境光センサー
バッテリー: 415mAh
防水性: IP68(水泳は非推奨)

発売は最近ではないということもあり、チップセットがスナドラ2100であることは、正直苦しいポイントです。

しかし、防水性能の高さとバッテリーの多さ流石と言ったところで、日常使いを強く意識した作りを感じられます。

メモリとストレージもしっかり確保されているので、それなりに使い手の期待には答えてくれそうです。

外観

ティックウォッチプロ かっこいい

色はブラックとシルバーの二色展開で、私が持っているのはシルバー。

ベゼル部分にステンレス、側面とラグの黒い部分には硬質ナイロンが使用されています。

同社の他のスマートウォッチシリーズと比べると、もっとも上位のシリーズということもあって、高級感も感じられます。

ベルトはイタリアンレザー、肌に触れる部分はシリコン製なので、運動時の汗なども気にする必要もなく機能性が重視されています。

本体サイズは直径45mm、厚さ12.6mm、ベルト幅は22mm。ディスプレイは1.39インチOLED 400 x 400 + FSTNディスプレイ。

ややごつい。

というのが個人的な感想です。

僕の手持ちのフォッシルのスマートウォッチと比べても、写真だと正面からはあまり違いを感じられませんが、腕につけてみると厚さなど違いは大きいです。

画面の解像度は非常に高く綺麗です。

女性には厳しいサイズかもしれません。

しかし逆に、G-SHOCKなどのアウトドアウォッチや、大きめの時計をつけることに抵抗のない方であれば、問題のないサイズでもあると思います。少なくとも、時計の範疇を越えたような大きさではないです。

デザイン面は、私は結構好みなほうですが、腕時計としてはややチープな感じもあるかもしれません。まぁ好みの問題ですね。

特徴

他のwearOSスマートウォッチとticwatchproの違いは、なんといってもディスプレイが2層構造であること。

通常、スマートウォッチは、腕を下ろしてる間やしばらく操作をしなかった場合に、画面は真っ暗な状態のスリープモードにはいります。スマートフォンと同じです。

時計を見るしぐさ(腕をあげたり手首をひねったり)または画面をタップすることで再び点灯する仕様になっています。

「スマートフォンも、見ていない間ずっと画面が点いていても仕方ないし、スマートウォッチも使うときだけ表示させれば十分なのではないか?」

と、思うかもしれませんが(私はそう思っていましたが)、違いました!

そうしてしまうと、時計としての機能が大幅に落ちてしまうのです。

というのも、スマートウォッチ側の、時計を見る「しぐさ」の判定が結構厳しいことが多いんです。

・自分が腕をあげて時計を見たつもりでも、時計側はそれを時間の確認のためとは認識せず、画面は真っ暗なまま。

・寝転んでいたり、姿勢が傾いた状態だと、手首をひねっても反応しない。

あからさまに腕を捻らないと動きが認識されない、画面がつかない、みたいなことが頻繁に起きます。腕時計としては致命的です。
それと、この表示の速度自体も遅いです。

まぁ長くても1秒程度ですが

手首をひねる、一瞬待って、画面表示。

といった感じ。

しかも安定しないです。表示が早いときもあれば遅いときもあります。これがソフト側の問題かハード側の問題かはわかりません。しかし、腕時計で時間を確認するために毎回一秒かけるとなると、個人的にかなりストレスです。
本来の腕時計であればこのようなこととは無縁です。インデックスと針が物理的に存在しているので、常にそこに目をむければ時間を確認できます。FOSSILに限らず、wearOSスマートウォッチ全般が、まだまだ発展途上であるという感じを受けます。

チラ見でも時間がわかる。が本来の腕時計のあるべき姿のはず

※ちなみに、wearOSの場合、設定から時計の画面を常に簡易表示させる機能もありますが、バッテリーを恐ろしいほど消費します。まず一日は持ちません。

そこで現れたのが世にも珍しい2層ディスプレイを搭載したticwatchproです

腕をおろした際など、画面がスリープになる瞬間、ディスプレイが通常の有機ELから液晶に切り替わり、時刻・歩数・バッテリー残量など必要最低限の情報を常に簡易表示してくれます。

この状態であれば、バッテリーはほとんど消費されません。(メーカーによると30日近くはもつそうです)

もちろん、腕をあげた際や画面をタップしたとき、ボタンを押した時などは(個別に設定可能)、瞬時に通常の有機ELディスプレイに切り替わり、他のwearOSスマートウォッチとかわりない操作を行えます。

Ticwatchproのメリット

・Ticwatchcproは他のwearOSスマートと比べて、かなりのバッテリーもち

今まで使用していたFOSSILEXPLORIST HR4が、朝8時から夜の10時までの使用で、バッテリー残量30〜40%だったのにたいして、ticwatchproは同じ使い方をしても、残量50~60%程度と、半分以上残します。

FOSSILの場合はメーカー公式でバッテリー持続時間24時間となっていますが、wearOSは15%を切ると自動的にバッテリーセーブモードになってほとんどの機能が制限されるので、それをふまえると正直一日持つか不安になるときがありました。

それに比べると、ticwatchproは、一日確実にもつ!という安心感があるので、普段からあらゆる機能を気兼ねなく使用できます

時計の簡易表示機能を備えているという点で、単純な腕時計としての機能も高いですし、スマートウォッチに求められる機能性と腕時計とのバランスのとれた素晴らしいデバイスだと思います。

独自のフィットネスアプリが秀逸

wearOSスマートウォッチには、Google製のフィットネスアプリがプリインストールされていますが、個人的には情報が見にくいというデメリットがあります。

現在の運動量をポイントと時間で表示するのですが、これがなんとも分かりにくい

簡易的な確認は良いとして、昨日はどのくらい歩いたっけ?などの、常にじゃないけど頻繁に欲しい情報、が、スマホを見ないと分からない、ということが多いです。

その点、ティックウォッチなど、モブボイ製スマートウォッチのシリーズには、モブボイ独自の『ティックヘルス』というアプリが入っており、Google fitと情報を共有できる上、歩数や心拍の変化、消費カロリー・移動距離など、欲しい情報に素早くアクセスすることができ、見やすさも個人的には上です。

 

↑wearOS全般に標準搭載されているGooglefitアプリ

 

 

モブボイ製スマートウォッチ

デメリット

主流のスマートウォッチと比べると重い

外観の紹介でも書きましたが、ticwatchproはスマートウォッチの中でも大きく重量が重い部類に入ります。

最近では、フォッシルはもちろんPUMAなどからもスポーツタイプの軽量なwearOSスマートウォッチも発表され、AppleWatchやFitbitなどもふくめ、スマートウォッチ全体に軽量化の流れがきています。

AppleWatch5アルミ 30.8g

AppleWatch5ステンレス 47.8g

Fitbit vrsa2  40g(おそらくベルト込み。本体のみだと24〜25g)

FOSSIL sport 43mm 28g

HUAWEIWATCH GT 46mm  46g

ticwatchpro 58g

こうして比べてみても、ティックウォッチの重さは際立ちます。

ただ、上記の機種はどちらかというとスポーツやフィットネスの部分に力を入れているものになります

僕の手持ちのFOSSILEXPLORIST HR4 が 64g(画像左。最新であるgen5も同じく64g)サムスン製スマートウォッチGalaxy Watch46mm(画像右)が 63g、となっており、

この2機種は、デザイン的にも、より普段使いやビジネスゾーンに合わせることを意識して作られた機種だと思います。ticwatchproもおそらくそのカテゴリーに入りますq。そう考えると、ticwatchproの58gは、極端に重い機種、というわけではなさそうです

なにより、数十グラムは気にするほどでもなく、普段使いにはあまり困りません。金属ベルトと革ベルトの差が気にならない人ならまず大丈夫です。スポーツやトレーニングをするときなど、重さに加えて分厚さもあるので、実際の重量差以上に重さを感じ、動いているとストレスになるかもしれません。

着け続けると慣れていくのか、私は気になりなくなりました。

まとめ

高機能なwearOS腕時計本来の良いところを掛け合わせて作られた高コスパの非常に優秀な機種!

様々あるwearOSスマートウォッチのなかでも、高すぎず、高機能、いいとこ取りをしたような機種だと思います。

やはり、腕時計を作ってきたフォッシルと、デバイスを作ってきたモブボイでは、着眼点が違うのかもしれません。個人的にはモブボイの力の入れるポイントが、私のニーズには合っていました!

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